都羅山展望台


続いて都羅(トラ)山展望台へ。展望台へ向かう道路周りの林には、まだ地雷が埋まっていると言われているそうで、雨天や雪の日には観光客が展望台に上れないとのこと。万が一にもバスがスリップした場合を考えての措置なのだそうだ。


DMZのみならず、北朝鮮までもが見渡せる。韓国軍兵士が英語で簡単にガイドをしてくれた後、展望台で手の届きそうなところにある非武装地帯と、近くて遠い「偉大なる」将軍様の国を望む。写真は展望台の手摺のところでは撮らせてくれない。手摺から5メートル程離れたところに引かれた、黄色い線の内側からでなければならない。これは韓国側の様子を写真に撮らせない為だそうだ。



韓国軍の警備の様子。


武装地帯は人が立ち入ることは出来ないが、非武装地帯に隣接した制限区域内には村が存在する。これは韓国も北朝鮮も。


当初、北朝鮮の村には人が住んでいたそうだが、今は住んでいないそうだ。韓国軍兵士の説明によると、"propaganda village"とのこと。


一方、韓国の村には当初は住む人が居なかったそうだが、税の優遇や兵役の免除等のインセンティブを用意することによって、徐々に人が住むようになったそうだ。今では朝鮮人参や豆類の名産地だそうだ。