御殿場へ、富士山へ

起床。冷房が無くても快適な睡眠がとれるとは。寮で朝食の後、しばらくゆっくり寛ぐ。美しい緑を眺めながらのコーヒーはこれまた格別。

湖の周りを少し散歩の後、路線バスにて御殿場に向かう。12:30に御殿場着。そして今日一緒に富士山へ登る同じ研究室のメンバーと合流。駅前の蕎麦屋で昼食の後、バスにて富士山5合目須走口へ。

富士山5合目はもはや雲の中。気温も20度ちょっと。身支度をすませ、登山開始。当初は木々の間を抜けるのだが、そのうち植物もまばらになってくる。高度があがるのと反対に気温はぐんぐん下がる。そして日没を迎える。僕らは東側および北側の斜面を登ったのだが、そのおかげか、日没時には「影富士」と呼ばれる雲に映る富士山を見ることができた。ほんの短い時間のうちに消えてしまったが美しい自然のショーを見せてもらった。

ヘッドランプも用意し、目指すは8.5合目の御来光館。地上と同じように会話をしながら登るとすぐに息が上がる。空気が薄くなっていることを実感する。疲れながらも山小屋へ到着。山小屋は想像よりもきれいな建物だった。夕食のカレーライスの後、9時には消灯。やや湿った感じの狭い寝床に身を埋める。